第28回いわて・秋さけ料理コンクール 優良作品レシピ

 

  岩手県知事賞
    佐藤 飛翔 (盛岡中央高校1年)
    「揚げ鮭の彩りみぞれ煮」
●材料(4人分)

・秋さけ………………… 4切れ

・いくら………………… 100g

・大根…………………… 1/3本

【A】

 ・だし汁(混合)……… 2カップ

 ・薄口しょうゆ……… 大さじ3

 ・みりん……………… 大さじ1

 ・酒…………………… 大さじ1



・かいわれ……………… 1/2束

・大葉…………………… 4枚

・みょうが……………… 1本

・きざみのり…………… 1/2枚分

・ご飯…………………… 3合

・薄口しょうゆ………… 小さじ2

・塩……………………… 少々

・こしょう……………… 少々




・酒……………………… 大さじ2

・薄力粉………………… 大さじ4

・しょうが……………… 1/2個

・揚げ油………………… 適量

・青のり………………… 小さじ1/2


●作り方

① 秋さけは骨を取り除き(うち半分(2切)は皮も取り除く)、一口大のそぎ切りにし、塩・こしょう・酒をふりかけて10分ほど置く。

② 大根はすりおろして軽く水気を絞り、かいわれは2cmの長さに切る。

③ ①の水気をクッキングペーパーで丁寧にふき取り2等分にし、それぞれをポリ袋に入れて小麦粉をふりかけた後(この際、2つのうちの1つの袋に青のりを混ぜる)、袋の口を絞って持ち、大きく揺すりながら秋さけに小麦粉をまぶしてつける。

④ 揚げ油を180℃に熱して、③の秋さけの余分な粉を落としながら入れ、カラッと揚げて油をきる。

⑤ 鍋に【A】を入れて火にかけ、煮立ったら②の大根おろしを加え、強火にする。

⑥ ⑤が煮立ったら④の秋さけを加え、ひと煮立ちさせて火を止める。器に煮汁ごと盛り付け、かいわれ・すりおろしたしょうが・いくらをちらす。

【もう一味】
ご飯に秋さけのから揚げ・大葉・みょうが・刻みのりをちらし、薄口しょうゆを少々加えただし汁をかけることで、お茶漬けとしても味わえる。


●ポイント

○ 旬の秋さけをから揚げにし、大根おろしでさっと煮るため、味わいがすっきりする。

○ から揚げの半分に青のりを混ぜ、盛り付けにいくらをちらすことで、彩り鮮やかとなる。

○ お茶漬けとしてもう一味、味わうことができる。

 

  

  岩手県知事賞
    中野 佐紀 (久慈東高校2年) 
    「山ぶどう香る☆鮭桜紅葉ういろう」
●材料(4人分)

・秋さけ…………………… 200g

 ・牛乳(臭み取り用)…… 50㏄

・県産米粉………………… 70g

・片栗粉…………………… 30g



・砂糖……………………… 100g

・牛乳……………………… 150㏄

・くるみ…………………… 10g

・山のきぶどうジュース… 20㏄



・レモン汁………………… 小さじ1

・さつまいも……………… 60g

・山ぶどうジャム………… 大さじ1

作り方

① 秋さけの骨と皮をとり、牛乳に浸す(生臭みをとる)。

② さつまいもの皮をむいて、7~8㎜のさいの目切りにし中火で茹でる。

③ フードプロセッサーに①の秋さけを入れ、ペースト状にする。牛乳100ccを加えて、更に混ぜ合わせる。

④ ボウルに米粉・片栗粉・砂糖を入れ、泡立て器で軽く混ぜ合わせ、これに③を入れる。

⑤ ④に残りの牛乳50ccと粗く砕いたくるみを混ぜ合わせ、山のきぶどうジュース、レモン汁を加えよく混ぜる。

⑥ パウンドケーキ型にラップ(大)を敷き⑤を半分入れて、水気をきった②と山ぶどうジャムを中央の端から端まで並べ、上から残りの⑤をかぶせる。

⑦ ⑥のラップをしっかり綴じて、両端を輪ゴムで止める。巻きすで巻いて形を整え、蒸し器で25~30分蒸す。

⑧ 蒸し上がったら氷水で冷やし、巻きすとラップをはずし、水気をきる。

⑨ 食べやすい大きさに切り分け、器に盛る。

(火力の違いで、万が一中心が蒸し上がらない時は、ラップにくるんでレンジで2分加熱)


●ポイント

○ 秋さけを生地に加える事でピンク色になり、口の中でほのかに山ぶどうの香りで秋を楽しめます!

○ 春には桜、秋には花ではなく葉が紅葉する桜紅葉の様子を和菓子で表現してみました。

 

  

  岩手県知事賞
    熊谷 梨乃 (大槌高校2年)
    「鮭のポタージュ」 
●材料(4人分)

・秋さけ………………… 320g

・玉ねぎ………………… 1/2個

・じゃがいも…………… 中1個

・水……………………… 200㏄



・牛乳…………………… 250㏄

・コンソメ……………… 小さじ1

・いくら………………… 30g

・パセリ………………… 3g



・油……………………… 5g

・塩……………………… 少々

・こしょう……………… 少々


●作り方

① 皮をむいたじゃがいもと玉ねぎを火が通りやすいよう薄く切っておく。

② フライパンで秋さけを両面焼き、骨と皮を取り除く。

③ ①をやわらかくなるまで煮込む。

④ ②と③をミキサーにかける。

⑤ ④に牛乳を加え、混ぜ合わせる。

⑥ 鍋に移し、弱火にかけながらコンソメ・塩・こしょうで味を調える。

⑦ みじん切りにし、水にさらしたパセリといくらを彩りよくのせる。


●ポイント

○ これから本格的に冷え込む岩手にピッタリなメニューにしました。


  

  岩手県知事賞
    宍戸 悠莉 (盛岡中央高校1年) 
    「秋さけのカルトッチョ」
●材料(4人分)

・秋さけ………………… 4切れ

・しめじ………………… 1株

・玉ねぎ………………… 2個

・ミニトマト…………… 4個

・輪切りレモン………… 4切

・バター………………… 4切



・カレー粉……………… 小さじ1

・塩……………………… 少々

・こしょう……………… 少々

・白ワイン…………… 大さじ2

・オリーブオイル…… 大さじ2

・フランスパン……… 8切れ



・パプリカ……………… 1/2個

・えのき………………… 1株

・にんにく……………… 1片

・小ねぎ………………… 2本

・チーズ………………… 120g


●作り方

① 秋さけに塩・こしょうを両面にふる。

② フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを少し炒めた後、玉ねぎ・しめじ・えのきを入れて炒め、塩・こしょうをふる。

③ ②に①を入れて炒める。

④ バターとカレー粉を混ぜる。

⑤ クッキングペーパーに③を乗せ、その上にミニトマト・輪切りのレモン・パプリカの順に乗せ、白ワインをかける。

⑥ ④・小ねぎ・チーズをまんべんなくかける。

⑦ 予熱200℃で温めたオーブンで⑥を10分焼く。

⑧ ⑦を包丁で開ける。

⑨ 盛り付ける際にフランスパンを添える。


●ポイント

○ 焼き鮭は日本の朝食として出されるが、普通とは異なる調理法で朝食を華やかにさせたところ。


  

  岩手県知事賞
    菊池 美紀 (杜陵高校3年) 
    「鮭のバターしょうゆご飯」
●材料(4人分)

・秋さけ………………… 4切れ

・いくら………………… 大さじ4

・じゃがいも…………… 中2個

・アスパラガス………… 4本



・ご飯…………………… 茶碗4杯分

・バター………………… 15g

・しょうゆ……………… 小さじ2

・コンソメ……………… 小さじ1/2



・塩……………………… 適量

・粗びきこしょう……… 適量


●作り方

① じゃがいもは皮をむき、細切りにし、水に5分ほどさらしてざるにあげた後、水気をしっかり切る。アスパラガスは2~3㎝の斜め切りにする。秋さけはひと口大に切り、塩・こしょうをふる。

② フライパンにバターを入れ、中火で溶かし、①の秋さけを加えて炒める。一度秋さけを取り出し、じゃがいもを3~4分炒め、アスパラガスを加えて炒める。

③ ②にコンソメを加え、じゃがいもが透き通ったら②で取り出した秋さけを加える。具を端に寄せ、フライパンの空いている部分にしょうゆを入れる。煮立った後、全体を混ぜ合わせ、塩・粗びきこしょうで味を調える。

④ 器にご飯を盛り、③を乗せた後、いくらを上から散らす。


●ポイント

○ 食べ応えのある料理を作りました。彩りにも気を付けました。




  岩手県知事賞 
     和山  奏 (宮古高校3年)
     「鮭とまいたけの豆乳クリームパスタ」
●材料(4人分)

・秋さけ………………… 4切れ

・まいたけ……………… 1パック

・きゃべつ……………… 4枚

・玉ねぎ………………… 1個

・パスタ………………… 320g

・豆乳…………………… 4カップ



・しょうゆ……………… 小さじ1

・ミックスチーズ……… 50g

・卵黄…………………… 4個分

・みそ…………………… 大さじ2

・バター………………… 40g

・オリーブオイル……… 大さじ4



・ブラックペッパー…… 適量

・粉チーズ……………… 大さじ4

・塩……………………… 適量

・こしょう……………… 適量


作り方

① まいたけを一口サイズにし、きゃべつは3センチ角、玉ねぎは5ミリ、秋さけは4等分にする。

② フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、塩・こしょうをふった秋さけを焼く。

③ ①の野菜を入れ、1分ほど炒める。

④ 豆乳・卵黄・チーズ・みそ・しょうゆをボウルで混ぜる。

⑤ パスタをゆでる(表示時間より1~2分短くゆでる)。

⑥ ざるにあげたパスタをフライパンに投入する。

⑦ ⑥をひと炒めしたら、④とバターを入れて炒める。

⑧ 器に盛り付け、ブラックペッパーをふる。


●ポイント

○ パスタとソースをよく絡めてなめらかにする。


 

  岩手県知事賞
    菊地  凌 (久慈東高校2年) 
    「十五穀豊穣鮭餃子」
●材料(4人分)

【具】

・秋さけ………………… 170g

・ほうれん草…………… 60g

 ・塩…………………… 少々

・十五穀………………… 40g

・塩……………………… 小さじ1

・こしょう……………… 少々


【皮】

・秋さけ………………… 150g

・県産薄力粉…………… 85g

・強力粉………………… 100g

・水……………………… 50㏄

・十五穀………………… 20g


・サラダ油……………… 大さじ2



【梅酢さっぱりたれ】

・酢……………………… 大さじ1

・砂糖…………………… 小さじ1

・七味…………………… 少々

・しょうゆ……………… 大さじ2

・梅肉(減塩)ペースト… 大さじ1/2

・(付け合わせ)パセリ… 少々

作り方

① 秋さけは骨を抜き、ゆでほぐす。

② ほうれん草は塩茹で、みじん切りにする。

③ 十五穀をゆでる(60g)。

④ 【具】を作る。①・②・③の40g(2/3)をボールに入れ、塩、胡椒を混ぜ合わせる。

⑤ 【皮】を作る。③の残りの20g(1/3)と小麦粉に水を加えよく練る。

⑥ ⑤を筒状にのばし24等分し、直径10㎝程度に薄くのばす。

⑦ ⑥の中心に④をのせ、皮をあわせてひだを作りながら包み、フライパンに油を敷き底に焦げ目がついたら蒸し焼きにする。

⑧ 【たれ】を合わせ小皿に盛る。

⑨ 皿に⑦を6個ずつ盛りつけ、パセリとたれを添える。


●ポイント

○ 栄養満点!!さっぱりした味なので、腹持ちがよくいくつも食べられます。


 

  岩手県知事賞
   前川 可奈絵 (宮古水産高校3年) 
   「三陸さんちのりんご☆」
●材料(4人分)

・秋さけ………………… 250g

・白子…………………… 50g

・酒……………………… 大さじ5

・玉ねぎ………………… 50g

・バター………………… 20g



・もち粟………………… 40g

・りんご………………… 40g

・わかめ………………… 20g

・宮古の塩……………… 少々

・こしょう……………… 少々




・みそ…………………… 10g

・マヨネーズソース…… 大さじ2

・冷凍パイシート……… 4枚

・卵黄…………………… 1個分


作り方

① 秋さけ…皮を取り除き、身はぶつ切り。鮭の皮は2等分(10×2.5㎝大きさ)に切り、臭みを抜くために酒に浸けておく。
 秋さけの白子…ぶつ切りにして、上から熱湯をかけたら臭みを抜くために酒につけておく。
 玉ねぎ…みじん切りにして、バターで玉ねぎが透明になるまで炒める。
 もち粟…沸騰した湯で5分茹で、茶こしにあけて水気をよく切っておく。
 りんご…芯を取り除いて、皮ごとすり下ろしておく。
 わかめ…湯通しをして、細かく切り刻んでおく。

② フードプロセッサーに秋さけ・白子・塩・こしょう・みそ・マヨネーズを入れて、ペースト状にする。

③ ②に玉ねぎ・りんご・もち粟を加えしっかり混ぜ合わせておく。

④ ③の1/3量にわかめを加え混ぜ、団子を4つ作る。

⑤ ④の団子の上を覆うように、③の生地を包み込む。

⑥ 解凍したパイシートを縦2等分に切り分け、十字になるように重ねる。また、パイシートの端部分等を利用してりんごの葉を作る。

⑦ ⑤の生地をパイシートで球状になるように包み、上部にりんごの葉をつける。

⑧ ⑦に卵黄を刷毛で塗ったら、鮭の皮も縦長に丸めたものを一緒に180℃のオーブンで30~35分焼く。

⑨ 焼き上がったら、秋さけの皮を茎に見立て、上の中央に刺す。


●ポイント

○ 三陸「さんち」と「産地」をかけ、海(秋さけ・わかめ・塩)と山(粟・りんご)の恵みを盛り込んで、りんご型にしてみました。

○ もち粟が秋さけ生地のつなぎとなる他に、食べた時のモチモチ感もアップします。


  

  岩手県知事賞
   金子 恵大 (久慈工業高校1年)
   「鮭のこうたけスイートコロッケ」
●材料(4人分)

・秋さけ…………………… 4切れ

・さつまいも……………… 1個

・じゃがいも……………… 1個

・久慈産こうたけ(乾燥)… 10g

・ゆで栗…………………… 2個

・牛乳……………………… 大さじ2



・卵……………………… 1個

・塩……………………… 少々

・小麦粉・パン粉……… 適量

・オリーブオイル……… 適量

・揚げ油………………… 適量




【ソース】

・ゴルゴンゾーラチーズ… 50g

・生クリーム……………… 100cc

・バター…………………… 5g

・塩・黒こしょう………… 少々

作り方

※ 下準備 … 乾燥こうたけは、ゆでてアクをとる。

① さつまいもとじゃがいもの皮をむく。適当な大きさに切ったら、耐熱ボウルに入れてラップをし、電子レンジで500w4分かける。熱いうちにマッシャーでつぶす。

② こうたけは粗みじん、ゆで栗はみじん切りにする。

③ フライパンにオリーブオイルを熱し、香りが出るようこうたけをさっと炒める。

④ 同じフライパンで秋さけを焼き、皮と骨を取りながらほぐす。

⑤ ①のボウルにゆで栗・秋さけ・牛乳を入れ混ぜる。塩で下味をつけたら、球状に形を整え、小麦粉→溶き卵→パン粉の順につけ、油で揚げる。

⑥ 【ソース】フライパンに生クリームとバターを入れて火にかけ、沸騰したらゴルゴンゾーラチーズを加えて溶かす。塩・黒こしょうで味を調える。

⑦ ソースを添えて完成。


●ポイント

○ 父ときのこ採りをしていたので、こうたけを使ったコロッケを作りました。

○ こうたけは“香茸”という字の通り香り豊かなきのこです。香りのよいオリーブオイルとちょっとくせのあるゴルゴンゾーラチーズと相性抜群です。

○ チーズをコロッケの中に入れれば、お弁当のおかずにもなります。


  

  岩手県知事賞
    菅原 亜美 (盛岡第二高校1年) 
    「アスタキサンチンたっぷりさけ饅頭」 
●材料(4人分)

【A】

・おから………………… 100g

・米粉…………………… 100g

・にんじん……………… 100g

・りんご………………… 1/2個

・あみえび……………… 小さじ2

・てんさい糖…………… 30g

・サラダ油……………… 大さじ2

・ベーキングパウダー… 小さじ1




【B】

・クリームチーズ……… 60g

・レモン汁……………… 小さじ2

・黒こしょう…………… 小さじ1/2

【C】

・秋さけの皮…………… 1切れ分

・白ごま………………… 小さじ1

・のだ塩………………… 小さじ1/2


・秋さけ………………… 3切れ

・みそ…………………… 大さじ1


作り方

① オーブンを180℃に予熱する。

② 秋さけの両面にみそをすり込み、グリルで焼く。

③ 【B】を混ぜる。

④ にんじんとりんごをすりおろす。

⑤ 2切れ分の秋さけの身をほぐす。

⑥ ⑤と【A】を混ぜる。

⑦ ③と残り1切れ分の秋さけの身を⑥で包み込み、形をつくる(16等分)。

⑧ 秋さけの皮を16等分に切る。

⑨ ⑧と【C】を、⑦の上に乗せる。

⑩ オーブンで20分焼く。


●ポイント

○ 秋さけの臭み取りにみそをぬり、焼きました。

○ アスタキサンチンについて知ってほしいと思い、色にこだわりました。

○ おやつにもおつまみにもなるように工夫しました。